秋田・男鹿
巻き込みながら、まちを未来に残す。
人が集まる場所から、まちの事業は始まっていく。
クラフトサケが、男鹿の名を外へ運んでいく。
一杯の酒が、まちへの入口になる。
立場も理由も違う人が、同じ食卓に集まっている。
クラフトサケから始まった「巻き込みの経営」を体感する2泊3日。
なぜ、今回の舞台は男鹿なのか
構想は、一人では実現しない。巻き込み方そのものが、事業の設計である。
秋田県男鹿市は、人口減少と高齢化が最も厳しい秋田県の中で、さらに厳しい半島のまちです。その男鹿に5年前に移住した岡住修兵さんは、クラフトサケという新ジャンルを確立し、2021年秋の創業から、レストラン・食品加工所・ラーメン店・ホテル・蒸留所・スナックを次々にひらいてきました。資金、行政、仲間、拠点、企業との共創——なぜこれほど多くの人・資金・地域を巻き込めたのか。うまくいった話だけでなく、どう相手の言葉に翻訳し、何を諦め、どこで待ったのか。その試行錯誤ごと、移住者・地域経営者・行政・大企業が連なるエコシステムの実践を聴ける現場だから、今回の舞台に選びました。
視点01構想を実現する「巻き込みの経営」
資金調達、行政との連携、仲間集め、拠点づくり、企業との共創。地域で新しい事業を実現するために、構想を相手の関心やメリットに翻訳し、人・資金・場所を集めていく方法を捉えます。
視点02地域内外をつなぐ「関係性のデザイン」
地域外の企業や支援者には男鹿の可能性を伝えて参画を促し、地域内の行政や事業者とは相手の立場と時間軸を尊重して信頼を育てる。異なる距離感の人々と、どう関係を結んでいるのかを考えます。
視点03土地の文脈を受け継ぐ「競わない事業づくり」
すでにある事業や文化と競合せず、地域全体の可能性を広げる。先人が大切にしてきたものを踏襲し、自分たちのスピードやビジョンを押し付けない。依存せず、緩やかにつながる姿勢を学びます。
男鹿が面白いのは、一人の起業家の成功ではなく「巻き込みのエコシステム」が動いていること。
移住者が事業を起こし、地域の経営者が受け止め、行政が制度で支え、大企業が資本と販路でつながる。立場も時間軸も違う人たちが、それぞれの理由で同じまちに関わっている。
この旅では、その関わり方そのものを見にいきます。
ホストを務めるローカルプレイヤー
岡住 修兵
秋田県男鹿市で2021年秋にクラフトサケ醸造所「稲とアガベ」を創業。クラフトサケとは、日本酒の製造技術をベースに副原料を加え、新しい味わいを目指す新ジャンルの酒です。岡住さんは酒を「地域メディア」と捉え、酒を通じて男鹿に人を呼び込み、実際に来て楽しんでもらうために、創業から5年でレストラン・食品加工所・ラーメン店・ホテル・蒸留所・スナックを展開してきました。クラフトサケを起点に、男鹿のまちを未来に残すことを目指しています。
男鹿で事業に挑む方々と、講演・トークセッションや食卓でお会いします。
2泊3日の旅程
※内容は変更になる場合がございます。
宿も、食事も、体験の一部です。
ローカルゼブラツアーでは、宿泊も食事も「地域を理解する時間」の一部として設計しています。男鹿では、稲とアガベが手がけた場所と、まちに受け継がれてきた場所の両方に泊まり、食べます。
宿|1泊目 まちの入口としてつくられたホテル
「ホテルかぜまちみなと」。船川エリアに人を迎え入れるためにひらかれた宿で、講演やトークセッションの会場も兼ねています。海に面した大きな窓の浴室とサウナがあり、湯に浸かったまま船川港を一望できます。
宿|2泊目 100年の建物を受け継いだ宿
同じ船川港エリアの「森長」へ。築約100年の旅館を受け継いだ宿で、本館・離れ・土蔵の3棟が国の登録有形文化財に登録されています。
食|クラフトサケを起点に広がった店で
期間中の食事は4回。男鹿塩らーめん「おがや」、発酵中華「マッチャイナ」、「居酒屋 秀」、そして「PZ」。稲とアガベが手がけた店と、まちに根を張ってきた店の両方を、ホストや地域の方々と同じ食卓で囲みます。
※内容は変更になる場合がございます。アレルギー・食事制限への対応は、お申し込み後にご案内します。
ローカルゼブラツアーとは
地域の社会課題に、事業で挑む「ゼブラ企業」的なプレイヤーたち。その現場に深く入り込み、哲学から実務、そして苦悩までを本人の言葉で聴き、対話する——それがローカルゼブラツアーです。
こんな方に
見て、学んで、終わらない。次の意思決定を持ち帰る3日間。
先進事例を見学するだけの視察ツアーではありません。参加前に自社・自地域の問いを言語化し、現地では土地の空気と人の関係性を身体で感じる。実践者との対話で得た気づきを、次の意思決定に変えて持ち帰ります。旅の約1ヶ月後には再びオンラインに集まり、それぞれの現場で起きた変化を持ち寄ります。
問いを立てる
自社・自地域の課題を、探究したい問いに言語化する。
体感する
まちを歩き、現場の空気・関係性を身体で理解する。
対話する
実践者の哲学、迷い、葛藤、合意形成までを聴く。
意味づける
体験を自社・自地域と重ね、何が重要かを言語化する。
意思決定する
変える・始める・やめることを決めて持ち帰る。
持ち寄る
オンラインで再集合し、それぞれの現場での実践を交換する。
参加者の声(過去回のアンケートより。男鹿回は第1回のため、開催後に掲載します)
開催レポート
こんな問いを持つ方と、旅をしたい
自分たちの事業を、地域に根ざしたまま持続的に強くするには。
地域事業への融資・投資の目利きを、どう磨くか。
行政と民間が、対等に協働する仕組みをどうつくるか。
本業の強みを、地域の課題解決にどう接続するか。
現場の実践知を、どう理論や支援策に落とし込むか。
立場や経験は問いません。必要なのは、自分たちの問いを持ち込む姿勢です。
参加費用
※内容は変更になる場合がございます。
男鹿のまちと、人の集まる場所
船川エリアの施設、食卓、半島の風景——男鹿のまちの様子をご覧ください。
よくある質問
実践地域を体感し、リーダーと対話し、地域の未来を共につくる旅。
定員は14名、最少催行人員は5名。対話の質を保つため、少人数での開催です。お申し込み後、事務局より参加確定のご連絡を差し上げます。