鹿児島・霧島 姶良 × 鹿児島市
教育・食・農から地域が編み直される。
海の見える場所で、事業の話をする。
車座になると、本音が出てくる。
桜島を正面に、この土地の尺度を知る。
湯気の向こうから、話が始まる。
歩いて回ると、まちの寸法がわかる。
立場を降りて、同じ輪に座る。
信頼を資本に変える経営を体感する2泊3日。
なぜ、今回の舞台は鹿児島なのか
保育園の給食室から生まれた「無垢食堂」は、経営破綻した公共施設を民間投資で再生し、地域の農家から正当な価格で農産物を買い続ける仕組みを築いてきました。教育・食・農をつなぎ、移住者や地元商店街も巻き込みながら、「信頼」を経済に変えていく——保育園や学校が地域をつくる強力なハブになる現場を、霧島・姶良・鹿児島市で体感する2泊3日です。
視点01教育|ひより保育園が育てる、0歳からの生きる力
2017年開園。子どもたちは自ら包丁を握り、耕作放棄地を整え、米を育てて土鍋で炊きます。判断の基準は「自然か、顔が見えるか、楽しいか」の3つだけ。ルールではなく、一人ひとりが考えられる構造で場を続けています。
視点02農業|無垢食堂がつくった、農家の「出口」
地域の農産物を、相見積もりなしに正当な価格で買い続ける。届いた食材からメニューを組み立て、店で出した野菜は隣の売店でも売る。安定した出口があることで、農業は「続けられる仕事」に変わります。
視点03経営|小浜ヴィレッジが示す、小さく始めることの強さ
人口約600人の集落に、おばま工務店11代目・有村健弘さんが建てた複合生活拠点。設計段階から「誰がここで事業をするか」を描き、住む・働く・食べる・遊ぶを小さく完結させてきました。移住者は30名を超えています。
いずれも、単発の補助金や一過性のイベントではなく、「関係を資本に変える」継続的な仕組み。だからこそ、自社・自地域の意思決定に持ち帰れる示唆が多い場所として、今回の舞台に選びました。
ホストを務めるローカルプレイヤー
古川 理沙
保育園の給食室から始まった「無垢食堂」は、経営破綻した公共施設を民間投資で再生し、農家から相見積もりを取らずに正当な価格で買い続ける仕組みを構築。教育・食・農をつなぎ、移住者や地元商店街も巻き込みながら、「信頼のメディア」としての事業を展開しています。新留小学校の見学・給食づくりなど、教育現場を核にした地域経営の実践者です。
保育園や小学校は、地域をつくるパワフルなハブになる。
野崎 恭平
2015年に鹿児島へUターン。組織開発のバックグラウンドを持ち、「150年後に何を残すか」という問いを起点に、若手経営者や地域リーダーが集う学びと対話のコミュニティ「SELF」を2019年に立ち上げました。そこから生まれた年次フォーラム「薩摩会議」は、いまや数百人規模が集まる鹿児島最大級の場です。立場の異なるプレイヤーを一堂に集め、対話の土壌そのものをつくってきた人です。
もしも150年前の彼らがこの時代に生きていたら、どんな国づくりをはじめるだろう。
有村 健弘
地元に根付く「おばま工務店」の11代目。鹿児島の新築需要が8割以上減るという予測と向き合い、自社の定義を住宅会社からローカルディベロッパーへと転換しました。人口約600人の霧島市隼人町小浜に、複合生活拠点「小浜ヴィレッジ」を建設。集落の地形や水系、桜島への眺望まで調べ上げ、土地がすでに持っていたものを言語化するところから設計を始めています。移住者は30名を超えました。
いい家を建てるのも大事だけど、いい家を建てたくなるような場所が大事。
2泊3日の旅程(予定)
※本行程は2026年4月開催回の実績をもとにした予定案です。行程・集合時間は現地事情により変更となる場合があります。
宿も、食事も、体験の一部です。
ローカルゼブラツアーでは、宿泊も食事も「地域を理解する時間」の一部として設計しています。ただ泊まる、ただ食べるのではなく、その土地の暮らしと事業を、身体で味わってください。
宿|桜島を望む宿で、朝を迎える
桜島を望む宿に宿泊します。ただ泊まるだけの時間にせず、朝の光や海と山の距離感まで含めて、この土地の暮らしのスケールを身体で確かめてください。夜は、日中の視察で生まれた問いを持ち寄る対話の時間にあてます。
食|無垢食堂と、地元の食卓で
教育・食・農をつなぐ「無垢食堂」の料理をはじめ、地域の食材を活かした食卓を、ホストや地域の方々と囲みます。
※宿泊先・飲食店は開催回により変更となる場合があります。
ローカルゼブラツアーとは
地域の社会課題に、事業で挑む「ゼブラ企業」的なプレイヤーたち。その現場に深く入り込み、哲学から実務、そして苦悩までを本人の言葉で聴き、対話する——それがローカルゼブラツアーです。
こんな方に
今回の舞台は、鹿児島県の霧島・姶良・鹿児島市エリア。保育園から始まった「無垢食堂」が、教育・食・農を結び直し、地域全体を信頼の経済圏に変えていく——次世代を育てる場そのものが地域経営の主役になる現場を、全身で体感してください。
見て、学んで、終わらない。次の意思決定を持ち帰る3日間。
先進事例を見学するだけの視察ツアーではありません。参加前に自社・自地域の問いを言語化し、現地では土地の空気と人の関係性を身体で感じる。実践者との対話で得た気づきを、次の意思決定に変えて持ち帰ります。旅の約1ヶ月後には再びオンラインに集まり、それぞれの現場で起きた変化を持ち寄ります。
問いを立てる
自社・自地域の課題を、探究したい問いに言語化する。
体感する
まちを歩き、現場の空気・関係性を身体で理解する。
対話する
実践者の哲学、迷い、葛藤、合意形成までを聴く。
意味づける
体験を自社・自地域と重ね、何が重要かを言語化する。
意思決定する
変える・始める・やめることを決めて持ち帰る。
持ち寄る
オンラインで再集合し、それぞれの現場での実践を交換する。
参加者の声(2026年4月 鹿児島回)
「素晴らしい出会いに恵まれました。現地のプレイヤーの方々とのご縁が、自分の考えや行動を具体的にアップデートする起点になった。ツアー後は地域の仲間と1on1や合宿に取り組み始めています。」
「学び、気づき、そして美味しさに溢れた三日間でした。ツアー後は、新しい食育の実践と、地域でのコミュニティ立ち上げに動き出しています。」
※2026年4月開催回の参加者アンケートより抜粋・要約しています。
開催レポート
こんな問いを持つ方と、旅をしたい
自分たちの事業を、地域に根ざしたまま持続的に強くするには。
地域事業への融資・投資の目利きを、どう磨くか。
行政と民間が、対等に協働する仕組みをどうつくるか。
本業の強みを、地域の課題解決にどう接続するか。
現場の実践知を、どう理論や支援策に落とし込むか。
立場や経験は問いません。必要なのは、自分たちの問いを持ち込む姿勢です。
参加費用
霧島・姶良・鹿児島市の風景
まち歩き、食卓、対話の時間——2026年4月開催回で撮影した、現地の空気感が伝わる写真をご覧ください。
※クリックで拡大表示。矢印キーで送り、Escで閉じます。
よくある質問
実践地域を体感し、リーダーと対話し、地域の未来を共につくる旅。
定員は最大16名(予定)。対話の質を保つため、少人数での開催です。お申し込み後、事務局より参加確定のご連絡を差し上げます。